フリョウ少女

アタリマエの日常に 嫌気が差してきた
作り嗤いのウソ 曖昧に頷く
塗り潰されていく ノートの端には
研ぎ澄ましたコトバ 使い方（なんて）知らない

理不尽を説く　教科書達
虚しさを繋ぐ　“既読“の文字達

私がアタシで あるように
叫んで壊すも　足りなくって
空っぽのココロ　振り絞った
報われない孤独な私のシグナル

決まりきった日常が イラついてしまった
真実が見えない　偽善者たちのコトバ
破り捨てた筈の “理想”の文字さえ
そればかりチラつく 錆びついたレールよ

自由を謳う　オトナタチは
甘く誘い　（私は）迷い拒絶する

私がアタシで　あるように
抉って（えぐって）壊すも 足りなくって
滲（にじ）んだココロ　渇き切った

全て振り払い　道を走って行く

そう　私気づいたのよ
行く所なんてない事　（にげても一緒だということ）

私がアタシで　あるように
悩んで疼（うず）くも 足りなくって
選んだカタチ　分かり合った　
もうサヨナラ孤独な私のココロ